年齢を重ねれば白髪ができるもの。それが当たり前と思っていませんか。
実は、白髪の原因は加齢の他にも様々あります。加齢はその中の一つにすぎず、年をとっていても黒い髪をキープ出来ている人もいれば、まだ若いのに白髪がある人もたくさんいます。
加齢だけではない!白髪になる原因
では、白髪になる原因にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
遺伝
遺伝的になりやすい人はたくさんいます。生まれつき体内でメラニン(髪を黒くする成分)が生成されにくい体質だとその可能性は高いでしょう。
加齢
加齢により、メラノサイト(メラニンを生成する細胞)の活動や機能が衰えることで白髪になるという仕組みです。
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ストレス、病気、ホルモンバランスの乱れ
過度のストレスや病気によって体内に活性酸素が増えると、メラノサイトが破壊されてしまいます。また、ホルモンバランスの乱れは自律神経をも乱し、メラノサイトが機能低下してしまうこともあるのです。
栄養不足
原因の一つに、「メラニンの元になる栄養成分チロシンの不足」も含まれます。このチロシンは食べ物からも補給出来ます。
成長ホルモン分泌量の減少
成長ホルモンの分泌が不十分でも原因になり得ます。このホルモンには白髪の改善・防止するという働きもあるのです。
黒髪はメラノサイトの活性化が鍵!
上記に挙げた原因のほとんどに共通しているのは、メラノサイトの機能低下あるいは不全であることが主な要因ということです。つまり、メラノサイトを活性化することが出来れば、予防・改善が可能になります。
先述したとおり、メラノサイトはメラニンを生成する細胞です。メラニンはチロシンというアミノ酸を元に作られます。
このチロシンを摂取する、あるいはチロシンの元となるフェニルアラニン(アミノ酸)を積極的にとれば、メラノサイトは自ずと活性化するでしょう。チロシンはチーズや大豆・大豆製品に多く含まれています。
また、チロシンとともにビタミンB6・B9を摂取すると吸収率が高くなるのでおすすめです。ちなみに、寝る2時間前にとると睡眠中に成長ホルモンが作用し、メラニン生成を活発にして白髪の予防・改善効果が期待できます。
メラノサイトの敵!体内の過酸化水素
体内には活性酸素が存在します。活性酸素は大きく4種類ありますが、そのうちの一つ「過酸化水素」が白髪に大きく関わっているといわれています。
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過酸化水素は人間が持つ酵素「カタラーゼ」「グルタチオンペルオキシダーゼ」によって分解・解毒されるものですが、遺伝・体質や加齢によってこの酵素の産出が少なくなってくるので、知らずしらず体内に蓄積されていくのです。
この過酸化水素は、髪の毛包や毛幹に蓄積することでメラノサイトとメラニンの産生をもたらす酵素である「チロシナーゼ」の形成を破壊するため、毛髪が白色化してしまうという仕組みです。
全ては黒髪のため!過酸化水素をデトックスする生活習慣
体内に蓄積した過酸化水素を追い出すためには、分解酵素を増やすこと、必要な栄養を十分にとることと、ある生活習慣を改めることが有効です。
酵素を増やす
先に挙げた酵素「カタラーゼ」を体内で増やすことで、過酸化水素の分解・排出が促進されます。この酵素は「十分な鉄分摂取」や「甘いものを控えること」を心がけると増えやすくなります。
栄養補給
続いて栄養補給についてですが、上記にあげた鉄分の他、白金ナノコロイド、ビタミンCを十分に摂取することで分解・解毒作用が高まります。白金ナノコロイドはサプリメントでとるのが手軽です。
ビタミンCは柑橘類やイチゴ、キュウリなどに多く含まれています。こちらは普段の食事から摂取しやすいので、出来るだけ食品から摂取しましょう。
知らずに含まれている過酸化水素を避ける
実は、食品や日用品には、過酸化水素が含まれているものがあります。これが知らずに少しずつ蓄積していく原因にも。
食品の場合はコーヒー・紅茶に比較的多く含まれています。できるだけこちらの摂取を控えることが望ましいでしょう。
日用品では、まずホワイトニング効果のある歯磨き粉が挙げられます。他に一部のヘアケア用品やコンタクト洗浄剤も挙げられますが、なるべく使用を控え、肌に直接触れないように心がけると良いでしょう。
諦めないで!白髪は改善できることを知ろう
このように、白髪の原因を知れば予防や改善も可能だということがわかりましたね。
その白髪、諦めるのはまだ早いかもしれません。
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