冬の寒さが和らぐ頃、花粉の飛散が盛んになります。スギ花粉アレルギーの人は、特につらい時期ですよね。
花粉症と言えば、目や鼻にアレルギー反応があらわれたり、頭が痛くなったりするのが一般的です。
実は、そのほかにも全体の7割と多くの人が感じる症状のひとつが「肌荒れ」なのです。
花粉症の肌荒れ
花粉アレルギーによる肌荒れは、「スギ花粉皮膚炎」とも呼ばれます。
瞼や顔全体、首にかけてカサカサ・かゆみの症状があらわれるものです。
もともとアトピー性皮膚炎の人も、花粉が刺激になって肌荒れが悪化することもよくあります。
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花粉症による肌荒れはこうして防ぐ!
外出時、肌を保護するにはマスク・サングラス、帽子、手袋など対策アイテムはもちろんのこと、特に顔は素肌のままにしないことが大切です。
つまり、女性なら薄くでもベースメイクをした方が良いですし、男性もワセリンなどを塗って肌を保護することは必須事項ということ。
また、外出から帰宅した際、出来るだけ早く洗顔やシャワーなどで体に付着した花粉を洗い流すことが有効です。
洗うときの洗顔料や石鹸は敏感肌用などを用い、肌を刺激しないように優しく洗うのがポイント。
洗った後は乾燥を防ぐためにも化粧水・乳液などでしっかり保湿をしましょう。
過度のスキンケアは肌荒れを悪化させますが、保湿だけはしっかりと行うことで、肌のバリア機能は保たれます。
「スギ花粉皮膚炎」はどうして発症するの?
花粉による肌荒れは、顔やその他の肌に直接付着した花粉がアレルギー反応を引き起こして発症します。
その症状は肌の乾燥で、ひどくなると皮がめくれるほどに。
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これは、マスクやサングラス、手袋等で肌を保護せずに外出することが原因となります。
花粉以外にも紫外線・乾燥も肌荒れの原因!
花粉症だからといって、それだけを意識して紫外線対策を怠らないようにしましょう。
紫外線は肌を乾燥させ、花粉によるアレルギー反応を強めてしまいます。
また、既に肌荒れで皮むけがひどい場合、メイクや日焼け止めよりもワセリンなどで肌の乾燥を防ぐことが大切。
その上からマスクやサングラスで保護しましょう。
部屋の加湿も重要です。部屋が乾燥していると、室内に入った花粉が静電気で付着しやすくなります。
加湿器や洗濯物の室内干しをうまく活用して、湿度を50〜60%に保つと良いでしょう。
食生活も肌荒れの予防策のひとつに
実は、食生活も花粉症の症状を和らげるために重要なのです。規則正しい生活とバランスの良い食事、十分な睡眠で免疫力を落とさないようにしましょう。
腸内は免疫機能を司っています。偏った食事をしているとたちまち腸内環境が悪くなり、免疫力も落ちていくのです。
また、ビタミンDには花粉症の症状の予防効果があります。ある程度日光(紫外線)に当たること、干し椎茸などビタミンD含有の食品をとるのも効果的です。
肌も食べたもので出来るものですから、食事内容が偏らないように心がけましょう。