集団感染に注意!ほっぺが赤くなる「りんご病」の症状と特徴

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-53-34_No-00

幼稚園や保育園、学校などで主に幼児・児童がかかる感染症のりんご病。耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

では、この感染症が具体的にどのようなものかご存知ですか。今回はりんご病の症状と特徴、予防法や治療法はどのようなものがあるのか、順を追って考えていきましょう。

 

りんご病の主な特徴は頬の紅斑

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-52-49_No-00

りんご病の症状として見られる頬の紅斑(発疹)は、この感染症の最大の特徴とも言えます。正式な病名は「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」。

この感染症の原因ウイルスは潜伏期間が長く、発疹が現れる直前まで強い感染力を持っています。ウイルスの名称は「ヒトパルボウイルスB19型」。

感染しやすい年齢は5~14歳で、そのうち5~9歳頃がピークです。男女差はなく、成人すれば50%以上が免疫を獲得すると言われています。

 

妊婦さんは胎児に感染する可能性があるので要注意

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-55-23_No-00

成人の50%は原因ウイルスについて免疫を獲得すると先述しましたが、女性の場合、妊娠中に免疫を獲得すると、自分は発症しなくとも、胎児に感染してしまう・・・いわゆる母子感染の危険があります。胎児がりんご病に感染すると、流産や胎児水腫を発症することもあるのです。

胎児水腫というのは重い貧血症状が現れる病気で、胎内で赤ちゃんの体がむくみ、お腹や心臓周辺に液体が溜まっていきます。その後心不全になる可能性が非常に高い、とても重篤な病気なのです。

妊娠中は人混みを避け、マスクを常備することをおすすめします。もしもりんご病にかかった人が身近にいたら、接触を避けるのが賢明でしょう。

 

りんご病に感染すると真っ赤な発疹が現れる

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-56-22_No-00

りんご病に感染すると、左右両側の頬に蝶の羽を広げたような真っ赤な発疹が現れます。これは必ず両側に出来るものです。

  • その後、全身にも発疹が現れます。発疹が出る部位は、
  • お腹
  • 太もも
  • お尻
    の以上が主です。ここにノコギリの歯状にギザギザした紅斑が確認されます。

感染してから発症し、紅斑が現れるまでの期間は10~20日程度。発疹が出る前は風邪に似た自覚症状を感じることがあり、その症状としては発熱(微熱程度)や咳、鼻水・鼻づまりなどが挙げられます。

この風邪に似た症状が続いている期間が一番感染力が強いです。軽い風邪と思ってマスクもせずに集団の中に入っていると、飛沫・空気感染が拡大するおそれがあります。

そして発疹が現れる頃には感染力は大分弱まる傾向に。ただ、見た目に症状が現れていると、この病気の知識に乏しい人から「感染するんじゃないか」と思われることも多いでしょう。

赤みは2週間ほどで消えますが、その間の外出はなるべく控えた方が良いでしょう。

 

大人もかかると子供よりも症状が重い

また、成人がかかると上記の症状が若干重くなる他、関節炎を併発する人が多いという報告も。発疹については全身に症状が広がりやすい傾向にあります。

 

感染経路は飛沫・空気から

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-58-34_No-00

上記に記述したとおり、目に見える症状が現れるまでの期間は長いです。その間、患者が咳やくしゃみをすると、ウイルスが空間に飛沫して感染が拡大するおそれが非常に高まってしまいます。

もしも子供の園や学校でりんご病が流行し始めたら、マスクの着用や手洗い・うがいをしっかり行わせることを心がけましょう。集団感染を防ぐことがとても重要なのです。

 

特効薬・治療法はないけれども対処療法は病院でできる

りんご病には、現在ワクチンや特効薬というものがありません。ないと言っても、ほとんどの場合自然に治癒していく病気なので、そこまで不安にならずとも良いでしょう。

よって、確かな予防方法もありません。なので、園や学校では完全に感染を防ぐことは困難なのです。

感染したとしても、決まった薬は処方されません。対処療法としてかゆみを抑える抗ヒスタミン内服薬または塗布薬を処方してもらう事は可能です。かゆみは入浴後など体が温まった時が一番強くなります。

かゆいからと言って掻き毟ってしまうと、発疹の治りが遅くなってしまいます。かゆみがひどい時は、我慢せずにかかりつけ医に相談を。

 

合併症はほとんどないが、まれに脳炎・紫斑病の報告も

「大人がかかった場合に関節炎が併発することもある」と先に記述しました。合併症はほとんどみられることはありませんが、他に血管性紫斑や脳炎を発症したという報告も有ります。

血管性紫斑というのは、毛細血管が免疫細胞の異常によるアレルギー性の炎症を起こし、皮膚や粘膜下に出血斑(痣)を発症させるという病気。ウイルスや細菌感染症にかかって1~3週間後に症状が現れることが多いです。

しかし、これは極めてまれなケースで、ほとんどは合併症を発症せずに治癒できます。

 

手洗い・うがい、マスク着用で感染リスクを軽減!

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-57-27_No-00

予め感染を想定することは難しい病気ですが、普段から手洗い・うがい・マスク着用の3つを心がけることで、感染のリスクは軽減することが可能です。りんご病の他にもインフルエンザや麻疹・風疹、ウイルス性胃腸炎など、注意すべき感染症は多々存在しています。

手洗い・うがい・マスク着用は感染症予防における基本中の基本。家族みんなで徹底しましょう。

 

子供が感染したら登校させない!

SnapCrab_NoName_2016-4-11_13-59-25_No-00

もしもお子さんが感染してしまった場合、頬の紅斑が現れる頃には感染力が弱まっているからと言って、安易に登園・登校させないようにしましょう。集団感染の原因にもなりますし、まだ完治していないところに無理をすることで症状が悪化することもあるのです。

また、紅斑消失後1ヶ月程度は日光や入浴、情緒的ストレスが刺激となって再び紅斑が現れることがあるので注意していましょう。特に直射日光は刺激が強いので、帽子を被せるなどの工夫を。

スポンサーリンク

  • facebookシェア
  • twitterツィート
  • はてなブックマークはてブ
  • Google+Google+
  • RSSRSS
  • PocketPocket
サブコンテンツ

このページの先頭へ