1日中眠い…ナルコレプシーの特徴や原因と不眠・過眠の問題点

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「ナルコレプシー(居眠り病)」の症状や原因と「不眠・過眠」について知ろう

いくら寝ても眠い。日中は眠気を紛らわすのに苦労する。

前の晩に夜更かしをしたり、睡眠時間が少ししか取れなくなることもたまにはあるでしょう。睡眠不足から上記のような症状は頻繁に引き起こされます。

しかし、もし、睡眠不足でもないのにこのような症状に悩まされているというのなら、それは『ナルコプレシー』という病気かもしれません。

 

ナルコレプシーは日中に激しい眠気が襲う

ナルコレプシーはギリシャ語で『narco(麻痺)』『lepsy(発作)』から由来する病名で、日本語では「居眠り病」とも呼ばれています。その症状は、ただ「眠い」と感じるだけではありません。

夜更かしなど睡眠不足になる原因がなくても、日中に激しい眠気が襲い、それが1日に何度も繰り返し起こります。これを毎日繰り返し、なんと最低3ヶ月以上続くという病気なのです。

罹っていない人から見れば「本当にこんな病気あるの?」と疑いたくなるような症状ですよね。しかし世界的に見ると1000人に1人、日本では600人に1人の割合で罹っているとされていて、患者は10代が多く、14~16歳がピークとも言われています。

 

強い感情の後に脱力感がある「情動脱力発作(カタプレキシー)」を併発する

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ナルコレプシーは日中の激しい眠気(睡眠発作)の他、いくつかの症状を併発することがほとんどです。そのひとつに『情動脱力発作(カタプレキシー)』というものがあります。

これは、激しく驚いたり、大笑い、怒る等といった強い感情の動きがあったときに、体の姿勢を保つ筋肉(全身或いは一部の筋肉)の力が抜けてしまう発作です。その時間は数秒、長くても1~2分程度。

特に顔面の筋肉が脱力すると会話ができなくなることも。また、膝や下半身、全身の脱力が起こるとその場で倒れてしまうこともあるのです。

このような症状が睡眠発作と共に10回以上みられる場合、『ナルコレプシー』と診断されます。

 

入眠時幻覚、睡眠麻痺(金縛り)を発症する患者が7~8割

また、この患者の7~8割に『入眠時幻覚』という症状が見られます。これは、睡眠に入る際に、はっきりとした幻覚を見たり、浮遊感、幻聴が聞こえたりするものです。

そして発症の初期によく見られる症状として『睡眠麻痺(金縛り)』があります。これは、眠りに入る際に体に力が入らない、意志に反して体が動かせない、声が出せない等の症状が出るというものです。

 

ナルコレプシーで強い眠気が起きる3つの原因

ナルコレプシーの眠気の強さは、健康な人が丸二日眠っていない時のものに匹敵すると言われています。なんだかこの文章を読むだけでも、相当な眠気だということがわかりますね。

この強烈な眠気が起こる原因は、睡眠をコントロールする脳機能に何らかの異常をきたしているためだと考えられます。具体的には未だ解明の途中ではありますが、有力な要因として考えられているのは以下の通りです。

  • 遺伝的なもの
  • 睡眠不足
  • オレキシン不足

この中でも最も有力な要因とされているのが『オレキシン不足』。オレキシンは神経ペプチドの一種で、主に食欲や報酬系に関わりますが、睡眠や覚醒を制御するという役割もあるのです。

実際、患者のほとんどは髄液中のオレキシン濃度が著しく低いことが多く、このことから『オレキシンをつくる神経細胞が何らかの原因で破壊されてしまうとその機能が働かなくなり、ナルコレプシーを発症する』という仮説が最も有力であると言えます。

オレキシンが少なくなる原因が何なのか、まだ確定的な見解は出ていません。遺伝的なもの、あるいは後天的なものもいくつか仮説を立てて解明中です。

 

生活習慣・ストレスでも発症する可能性がある

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後天的な理由でナルコレプシーにかかってしまったという例も実際にあります。かなりの精神的なストレスで睡眠不足が続き、発症したというものです。

人の体は生活習慣・ストレスによる体調不良が起きることは珍しくありません。中でも睡眠不足は顕著に現れるものです。

生体リズムを司どっている自律神経が乱れる要因になり、不眠・仮眠といった症状も出やすくなるでしょう。

そうならないためには、就寝時間は多少ずれても起床する時間だけは一定を保つようにするのが一番効果的です。

 

「眠らないと起きること」と「眠りすぎると起きること」

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ところで、人は眠り過ぎるとどのような支障が出るのでしょうか?ちなみに不眠で起こる問題は次の通りです。

<眠らないとどうなる?>

  • 脳が休めず、情報の整理が出来ない
  • 脳が疲れたままの状態になり、記憶力や体力が低下する
  • 情緒不安定
  • ホルモンバランス、自律神経の乱れ

人は眠ることで脳を休めて体力を養い、記憶を整理することが出来ます。ずっと起きたままだと呂律が回らなくなったり、幻覚が見えたりすることも。

では、逆に眠り過ぎることで起こり得る症状は何でしょうか?

<眠り過ぎるとどうなる?>

  • 頭痛や腰痛、肩こりの原因になる
  • 抑うつ症状が出やすくなる
  • 死亡リスクを上げる

長い時間体を動かさないままでいると、血行不良が生じます。それが引き金となって腰痛や肩こりが起こったり、肩周りの筋肉が凝りかたまることで頭痛の原因にもなり得るのです。

そして特に気になるのは『死亡リスクを上げる』。実は、毎日8時間以上の睡眠を続けている人は平均睡眠時間が7時間の人に比べて寿命が短いという研究結果が出ているのです。

また、8時間以上の睡眠は中性脂肪を増やし、善玉コレステロールを減らしてしまうという健康面のマイナス効果があります。『寝る子は育つ』とは言いますが、よりたくさん寝れば健康というわけではないのですね。

 

心当たりが有ったらまずは精神科を受診しよう

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生活にも大きな支障を来すほどの強い眠気に襲われる病気・ナルコレプシー。もしもこの病気の症状に心当たりが有るとしたら、一体どこの医療機関にかかれば良いのでしょうか。

まずは『精神科』を受診することをおすすめします。できれば『睡眠障害に詳しい精神科』が良いでしょう。

また、精神海外にもこの病気を専門として取り扱っている医療機関も全国にあります。

現段階で確実な要因が解明されていなくても、対処療法や生活習慣の見直し等で症状を軽減することは可能なのです。不安がらず、相談してみてください。

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